ユーグレナの驚くべき性質
ミドリムシ
最近、ドラッグストアやコンビニなどで、ユーグレナを主原料とした商品をよく目にするようになりました。ユーグレナには、一体どんな効果があるのでしょうか。
ユーグレナは、日本語でいうところのミドリムシです。ムシというと良いイメージを持たない人も多いでしょうが、ミドリムシは一般的なムシとは違い、動物でありながら光合成をすることができるという特徴を持っています。ムシという名前がついてはいますが、ミドリムシは藻の仲間です。つまり、植物でもあり動物でもあるという驚異的な生物なのです。
ミドリムシのすごさは、葉緑素を持っているところにあります。葉緑素を持っていることで、動物でありながら光合成ができます。さらに驚くべきことに、人間が必要としている栄養素は、ほぼユーグレナの中に含まれています。少しばかり極端ですが、ユーグレナが体内に持つ栄養素だけで人間は生きていくことができるとまで言われています。
ユーグレナは水と光、そして二酸化炭素があれば、光合成を行って成長することができます。そのため、世界的な問題として不安視されている食糧問題を解決するカギとして、世界各国で何十年にもわたり研究されていました。人間の食糧問題を解決するのがミドリムシかもしれないなんて、とても不思議な話ですね。
また、ミドリムシは生命力の素晴らしさも特筆すべきものがあります。さまざまな環境で育つことが確認されており、大気中の1,000倍もの二酸化炭素濃度の中でも生きられることが分かっています。
このように驚異的な性質を持つユーグレナを主成分とした商品で人気を集めているのが、小林製薬が製造販売する「石垣島のユーグレナ」です。石垣島のユーグレナを摂れば、不規則な食事などにより偏りがちな栄養バランスを整えることができるでしょう。